モデルナ、フィリピンにおけるエンタープライズソリューションハブ設立と事業開始を発表
2023 年 5 月 19 日
報道関係者各位
この資料は、モデルナ(マサチューセッツ州ケンブリッジ)が 2023 年 5 月 2 日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳したもので、報道関係者の皆さまに参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については、英語が優先されます。英語版は、https://www.modernatx.com をご参照下さい。
フィリピンのエンタープライズソリューションハブはアジア太平洋地域のサポートを行い、ポーランドのワルシャワおよび米国のアトランタのモデルナエンタープライズソリューションハブを補完
成熟したグローバルビジネスサービス環境、良好なインフラおよびビジネス環境、幅広く多様な人材確保の観点からフィリピンを選定
フィリピンでの事業拠点設立も目指す
【米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、2023年5月2日発】メッセンジャーRNA(mRNA)治療薬とワクチンのパイオニアであるバイオテクノロジー企業のモデルナ(NASDAQ:MRNA)は、本日、フィリピンにモデルナのエンタープライズソリューションハブを設立する計画を発表しました。
フィリピンのモデルナエンタープライズソリューションハブはアジア太平洋地域におけるビジネスサポートを行います。モデルナは現在、同地域の6市場で事業を展開しており、今後はフィリピンにも事業拠点を設ける予定です。
モデルナの最高経営責任者ステファン・バンセル(Stéphane Bancel)は「エンタープライズソリューションハブおよび事業拠点設立により、フィリピンでビジネスを展開できることを嬉しく思います。フィリピンは優れた人材とグローバルビジネスサービスの専門知識の両方が絶妙なバランスで揃っており、効率的に規模を拡大し、地域におけるサポートを実施するうえで最適な場所となっています。アジア太平洋地域にはオーストラリア、香港、日本、シンガポール、韓国、台湾に事業拠点があり、モデルナのビジネスにとって重要な地域です。モデルナの同地域におけるプレゼンスをさらに強固なものにしていきたいと思っています。フィリピンの拠点が加わることにより、ビジネス全般に地域ソリューションを提供するというモデルナの戦略が完成し、南北アメリカでのサービスを提供するジョージア州アトランタや、ヨーロッパ、中東、アフリカを網羅するポーランドのワルシャワの既存ハブを補完することとなります」と述べています。
ホセ・マヌエル・G・ロムアルデス(Jose Manuel G. Romualdez)駐米フィリピン大使は「モデルナが、アジア太平洋 地域の市場をサポートする3つ目のエンタープライズソリューションハブとしてフィリピンを選んだことを大変嬉しく思います。フィリピンには、モデルナの事業をサポートし、地域全体で拡大を推進する人材と能力があると確信しています。フィリピンは、医療および製薬技術を向上させるための、グローバルサポート拠点等に適した地域です。モデルナとのパートナーシップは、医療を促進し健康上の脅威に対処するというフィリピンの立場を示すと同時に、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行時に命を救うワクチンを提供したモデルナの貢献、そしてmRNAプラットフォームの能力と可能性を象徴するものでもあります」と述べています。
モデルナは、2021年5月に設立されたポーランドのワルシャワおよび2022年3月に設立された米国アトランタのハブと同様に、フィリピンからもエンタープライズソリューションを提供します。フィリピンのハブでは、商業的な役職に加えて、財務、医薬品安全性監視、メディカル、人事の担当者を配置し、フィリピン市場での展開もサポートします。また、事業の成長、成熟に応じて、新たな機能やビジネスサービスを提供する機会を検討していきます。モデルナは2023年にフィリピンで約40~50名の従業員の雇用を見込んでいます。
モデルナエンタープライズソリューションハブフィリピンは、新しい機能、サービスライン、および能力を提供することで、アジア太平洋地域におけるモデルナの商業および事業の成長に貢献します。モデルナは、2023年第2~3四半期にフィリピンで事業を開始する予定です。
モデルナ社について
モデルナは、創業から今⽇までの10年強の間に、メッセンジャーRNA(mRNA)分野の科学研究型企業から、現在は7つのモダリティにわたる多様なワクチンと治療薬の製品ならびに臨床開発段階のプログラムと幅広い知的財産ポートフォリオ、迅速な臨床・商業生産を可能にする製造施設を有する企業へと発展しました。モデルナでは国内外の様々な政府や企業との提携関係を継続しており、⾰新的な科学の進展と速やかな製造拡⼤の実現を可能にしています。これらモデルナの能⼒を結集した例として、新型コロナウイルス感染症拡⼤に対し、効果的なワクチンを早期に開発、承認取得に⾄ったことがあげられます。 モデルナのmRNAプラットフォームは、基礎および応⽤の研究・医薬デリバリー技術・製造においての継続的な進歩を⽬指して構築されており、感染症、免疫腫瘍学、希少疾患、循環器疾患、並びに⾃⼰免疫疾患のための治療薬とワクチンの創出を可能にしています。過去8年間、Science誌によりトップのバイオ医薬品企業として選出されました。さらなる詳細は、www.modernatx.com または https://www.modernatx.com/ja-JPをご覧ください。
将来予測に関する表明
本プレスリリースには、改正された1995年度米国民事証券訴訟改革法の意味の範囲内における将来予測に関する記述が含まれています。これには、フィリピンのエンタープライズソリューションハブの設立と、ハブにおける雇用と人員配置の計画、フィリピンに商業拠点を設立する計画を含みます。将来予測 に関する声明は場合 によっては「予定である」、「かもしれない」、「はずである」、「可能性がある」、「期待する」、「意図する」、「計画する」、「目的とする」、「予想する」、「信じる」、「推定する」、「予測する」、「可能性」、「継続する」、またはこれらの語句の否定形もしくはその他の同等の語句によって識別することができます。ただし、これらの語句がすべての将来予測に関する声明に含まれているわけではありません。本プレスリリースに記載されている将来の見通しに関する記述は、約束でも保証でもなく、これらの将来の見通しに関する記述は、既知および未知のリスク、不確実性、およびその他の要因が関わり、その多くはモデルナの統制の範囲外にあり、かつ実際の結果を将来予測に関する表明に表現されている、あるいはそれから黙示的に示されるものから大きく異なる可能性があるため、これらの将来予測に関する表明に対して過度に依存しないようお願いいたします。これらのリスク、不確実性、およびその他の要因には、米国証券取引委員会(SEC)のウェブサイト(www.sec.gov)から入手可能な、モデルナがSECに提出した2022年12月31日を期末とする年度のフォーム10-K年次報告書およびそれ以降にSECに提出した書類の「Risk Factors」欄に記載されたリスクと不確実性が含まれています。法によって求められる場合を除き、モデルナは本プレスリリースに含まれるいずれの将来予測に関する表明についても、新たな情報、将来的な展開、あるいはその他のいずれを理由とするかを問わず、更新または改訂する意図または責任を持ちません。これらの将来予測に関する表明はモデルナの現時点での予測に基づくものであり、本プレスリリースの日付においてのみ有効です。