モデルナ、最新の COVID-19ワクチンが、現在広く流行している変異株に対して、強固なヒト免疫応答を示すことを臨床試験で確認
2023年8月22日
報道関係者各位
この資料は、モデルナ(マサチューセッツ州ケンブリッジ)が 2023年 8月 17日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳したもので、報道関係者の皆さまに参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については、英語が優先されます。英語版は、https://www.modernatx.comをご参照下さい。
最新COVID-19ワクチンは、主要な変異株として懸念されている EG.5 および急拡大しているFL1.5.1を効果的に標的
当局が最新ワクチンを審査中であり、2023年秋のワクチン接種シーズンから使用可能となる見込み
【米国マサチューセッツ州ケンブリッジ 、2023 年 8 月 17 日発】モデルナ(NASDAQ:MRNA)は本日、 2023 年秋のワクチン接種で使用される最新 COVID-19 ワクチンの新たに得られた予備的臨床試験データで、EG.5 および FL.1.5.1 変異株に対する中和抗体の有意な上昇が確認されたと発表しました。これらの結果は、モデルナの最新 COVID-19 ワクチンが、今秋からのワクチン接種シーズンに流行が予想される COVID-19変異株を効果的に標的にする可能性があることを示唆しています。
世界保健機関(WHO)は最近、EG.5(エリス)株を注目すべき変異株として分類しました。米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、EG.5株は現在米国で主流の変異株であり、また世界中で増加しています。
モデルナのプレジデントであるスティーブン・ホーグ医師は「これらの新たな結果は、急拡大している EG.5やFL1.5.1 株に対して最新 COVID-19 ワクチンが強固な免疫応答を示しており、新たに出現する COVID-19の脅威にモデルナのワクチンが対応し続けていることを物語っています。モデルナは mRNA プラットフォームを活用し、世界中に健康と安全を提供することを約束します」と述べています。
EG.5やFL 1.5.1株に対するヒトでの免疫応答を示したことに加え、モデルナは2023年6月の米国食品医薬品局(FDA)のワクチンおよび関連生物製剤に関する諮問委員会(VRBPAC)において、最新の COVID-19ワクチンが主要なXBB株全体に対して強固なヒト免疫応答を示す予備的臨床データを提出した唯一の企業でした。この新しい臨床データでは、現在懸念されている変異株に対する抗体反応を確認しています。
モデルナは最新の COVID-19 ワクチンを米国食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)を含む、各国の規制当局に申請しており、承認に向けて秋のワクチン接種に十分なワクチンを供給する体制を整えています。
モデルナ社について
モデルナは、2010年の創業から今日までの 10年強の間に、メッセンジャーRNA(mRNA)分野の研究型企業から、現在は 7 つのモダリティにわたる多様なワクチンと治療薬の製品ならびに臨床開発段階のプログラムを有する企業へと発展しました。モデルナは mRNA と脂質ナノ粒子製剤を含む幅広い知的財産ポートフォリオを構築し、最新の大規模製造設備では迅速な臨床開発と臨床使用を目的とした生産が可能です。モデルナでは国内外の様々な政府や企業との提携関係を継続しています。最近では、これらモデルナの能力を結集した例として、新型コロナウイルス感染症拡大に対し、効果的なワクチンを早期に開発、承認取得に至ったことがあげられます。モデルナの mRNA プラットフォームは、基礎および応用の研究・医薬デリバリー技術・製造においての継続的な進歩を目指して構築されており、感染症、腫瘍免疫学、希少疾患、心血管疾患、並びに自己免疫疾患のための治療薬とワクチンの創出を可能にしています。8 年連続で、Science 誌によるバイオ医薬品企業のトップエンプロイヤーとして選出されました。さらなる詳細は、www.modernatx.comまたは https://www.modernatx.com/ja-JPをご覧ください。
将来予測に関する表明
本プレスリリースには、改正された 1995 年度米国民事証券訴訟改革法の意味の範囲内における将来予測に関する記述が含まれています。これには、モデルナが mRNA1273.815 を FDA,EMA を含む各国の規 制当局において審査中であること、モデルナが秋のワクチン接種シーズンに向けて十分かつタイムリーに最新の COVID-19ワクチンを全世界に供給する能力、最新のモデルナのワクチンが EB.5、 FL.1.5.1および XBBの懸念される変異型に対する免疫応答を生成するモデルナのワクチンの能力、および今後のワクチン接種シーズン中に EG.5 およびその他の変異型を効果的に標的とする mRNA-1273.815 の能力が含まれています。本プレスリリース中の将来予測に関する表明は約束と保証のいずれでもなく、それらには既知および未知のリスク、不確実性、およびその他の要因が関わり、その多くはモデルナの統制の範囲外にあり、かつ実際の結果を将来予測に関する表明に表現されている、あるいはそれから黙示的に示されるものから大きく異なる可能性があるため、これらの将来予測に関する表明に対して過度に依存しないようお願いいたします。これらのリスク、不確実性、およびその他の要因には、米国証券取引委員会(SEC)のウェブサイト(www.sec.gov)から入手可能な、モデルナがSECに提出した2022年12 月31 日を期末とする年度のフォーム10-K年次報告書およびそれ以降にSECに提出した書類の「RiskFactors」欄に記載されたリスクと不確実性が含まれています。法によって求められる場合を除き、モデルナは本プレスリリースに含まれるいずれの将来予測に関する表明についても、新たな情報、将来的な展開、あるいはその他のいずれを理由とするかを問わず、更新または改訂する意図または責任を持ちません。これらの将来予測に関する表明はモデルナの現時点での予測に基づくものであり、本プレスリリースの日付においてのみ有効です。