モデルナ、次世代COVID-19ワクチンの第3相臨床試験で良好な中間結果を達成
2024年4月5日
報道関係者各位
この資料は、モデルナ(マサチューセッツ州ケンブリッジ)が2024年3月26日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳したもので、報道関係者の皆さまに参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については、英語が優先されます。英語版は、https://www.modernatx.comをご参照下さい。
mRNA-1283は、COVID-19ワクチンSpikevax®(mRNA-1273.222)と比較し、より強固な免疫応答を誘導
次世代mRNAワクチンの設計は、有効期限の延長と保存条件の改善を可能にし、インフルエンザとCOVID-19の混合ワクチンmRNA-1083の市場導入への道を開くものに
【米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、2024年3月26日発】モデルナ(NASDAQ:MRNA)は、本日、モデルナの次世代COVID-19ワクチンのmRNA-1283が、第3相臨床試験の主要評価項目を達成し、mRNA-1273.222と比較し、SARS-CoV-2に対してより高い免疫応答を示したことを発表しました。
モデルナの最高経営責任者(CEO)ステファン・バンセル(Stéphane Bancel)は、「4つ目の感染症ワクチンプログラムにおいて、良好な第3相臨床試験の結果が得られたことを嬉しく思います。これはモデルナのmRNAプラットフォームが強固であることを、さらに裏付けるものでもあります。mRNA-1283は、モデルナのインフルエンザとCOVID-19の混合ワクチンmRNA-1083の重要な構成要素であり、この成果により、私たちは混合ワクチンに対してさらに自信を深めました」と述べています。
NextCOVE (NCT05815498)第3相ピボタル臨床試験において、mRNA-1283はmRNA-1273.222と比較して、SARS-CoV-2のオミクロンBA.4/BA.5および起源株の両方に対してより高い免疫応答を引き起こすことを示しました。特筆すべきことは、この免疫応答がCOVID-19による重篤な転帰リスクが最も高い65歳以上の参加者に顕著に見られたことです。主な局所有害事象は注射部位の痛みで、主な全身性の有害事象は頭痛、疲労、筋肉痛、悪寒でした。
mRNA-1283の保存温度、有効期限、プレフィルドシリンジは、医療従事者の負担を軽減し、ワクチン接種へのアクセスを改善することで、公衆衛生に貢献する可能性があります。mRNA-1283の第3相臨床試験の詳細な結果は、3月27日に開催されるモデルナのVaccines Dayイベントで共有されるほか、今後の学会などで発表される予定です。
モデルナについて
モデルナは、mRNA医薬品分野における革新的リーダーです。mRNA技術の進展を通して、モデルナは医薬品の製造方法を根本から変え、疾患の治療と予防へのアプローチを変革し続けています。モデルナは10年以上にわたって科学、技術、健康分野の研究に取り組んでおり、前例のないスピードと効率性で医薬品を開発しています。新型コロナワクチンの開発はその代表例です。
モデルナのmRNAプラットフォームは、感染症、免疫腫瘍学、希少疾患、自己免疫疾患の治療薬やワクチンの開発を可能にしています。独自の企業文化と価値観、マインドセットを共有する世界の社員が力を合わせ、人々の健康に貢献するため、そしてmRNA医薬品を通じて、人々に最大限のインパクトをもたらすべく尽力しています。モデルナの詳細については、modernatx.comをご覧ください。また、X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、YouTube、LinkedInをフォローしてください。
将来予測に関する表明
本プレスリリースには、改正された1995年度米国民事証券訴訟改革法の意味の範囲内における将来予測に関する記述が含まれています。これには、Spikevax と比較して mRNA-1283 の冷蔵保存での有効期限が長くなる可能性や保存上の利点、Spikevax と比較して mRNA-1283 の有効性を維持する能力が含まれています。本プレスリリース中の将来予測に関する表明は約束と保証のいずれでもなく、それらには既知および未知のリスク、不確実性、およびその他の要因が関わり、その多くはモデルナの統制の範囲外にあり、かつ実際の結果を将来予測に関する表明に表現されている、あるいはそれから黙示的に示されるものから大きく異なる可能性があるため、これらの将来予測に関する表明に対して過度に依存しないようお願いいたします。これらのリスク、不確実性、およびその他の要因には、米国証券取引委員会(SEC)のウェブサイト(www.sec.gov)から入手可能な、モデルナが SEC に提出した 2023 年 12 月 31 日を期末とする年度のフォーム 10-K 年次報告書およびそれ以降に SEC に提出した書類の「Risk Factors」欄に記載されたリスクと不確実性が含まれています。法によって求められる場合を除き、モデルナは本プレスリリースに含まれるいずれの将来予測に関する表明についても、新たな情報、将来的な展開、あるいはその他のいずれを理由とするかを問わず、更新または改訂する意図または責任を持ちません。これらの将来予測に関する表明はモデルナの現時点での予測に基づくものであり、本プレスリリースの日付においてのみ有効です。